マルタ共和国 地中海に浮かぶ美しい自然と中世ヨーロッパの街並みが残る島

travelogue_malta2016

はじめに

マルタ共和国は地中海のほぼ中央に浮かぶ島国で

面積は約316km2。新潟県の佐渡ヶ島が855km2なのでその1/3よりも少し大きいくらいです。

公用語はマルタ語と英語、他にイタリア語も話されているとのこと。英語が通じるのでカタコトでも何とか意思疎通ができます。

この島に訪れたのは2016年でした。観光で訪れた訳ではありませんでしたが、2週間以上滞在したので空いた時間や休日に少し観光地にも行ってみました。

ここは地中海の温暖な気候と美しい自然、そして中世の風情を今なお残す街並みなど小さい島ながら見どころがたっぷりありました。

古都イムディーナ
青の洞門

そんなこともあり、マルタは日本からの女子旅や語学留学先としても人気とのことです。私たちも青の洞門(Blue Grotto)で日本人女子大生っぽいグループに写真を撮って欲しいと声を掛けられ、その時はこんなところ日本人と会うなんて奇遇だと思いましたが実はメジャーな観光地だということを後で知りました。

そんなマルタの魅力をご紹介します。

マルタは治安がよいと聞いていたんですが、マルタ島に到着した初日に宿泊地St. George’s Bayのホテル前で携帯のひったくりの現場を目の当たりにしました。

油断は禁物です。日本とは違うということを肝に命じておきましょう。私はこれを目の当たりにしたことで気が引き締まり、そのせいか犯罪に巻き込まれるようなことはありませんでした。

余談ですが、やたらトヨタの初代ヴィッツが走っていました。欧州向けのヤリスではなく日本仕様のヴィッツです。なんでも日本と同じ左通行で狭い道も多く、また日本の中古車は質がよいので大人気とのこと。ヴィッツの中古車は日本から運ばれてそのまま乗られているとのことで、少しだけマルタが身近に感じられました。

観光ポイント

今回は上の地図で示したポイントを巡ってきました。

イムディーナ(L-Imdina) 中世の城塞都市

イムディーナ(L-Imdina) 進撃の巨人の舞台と見まごう中世の城塞都市
進撃の巨人で最初に襲われた町 ウォール・マリアのように城壁に囲まれ、守られる古都です。またアメリカのTVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のロケ地としても使われたくらい中世の騎士や貴族が今歩いていても全く違和感はありません。「静寂の町」の異名を持ち夜は不気味さすら感じます。

バレッタ(Valletta) 世界遺産の首都

バレッタ(Valletta) 街全体が世界遺産に登録された要塞都市
1565年のオスマントルコ軍との戦い「グレートシージ(大包囲戦)」の経験から難攻不落の都市となるよう設計され建設された計画都市です。中世の美しい街並みとともに高い壁で囲まれた砦が今も残っており街全体が「要塞」となっています。地中海を舞台にした戦いの記憶が街に残っています。

青の洞門(Blue Grotto)

青の洞門(Blue Grotto)マルタの自然美 神秘的な青の世界を体験できる洞門
マルタにも神秘的で青の世界を体験できる洞門があります。粗く削られた岩肌に囲まれていくつもの洞門が広がっていますが、ボートに乗って小さな洞門巡りを行い洞門の中に入って光に反射してエメラルド・グリーンやダーク・ブルーに輝く海水の様子を楽しむことができます。

マルサシュロック(Marsaxlokk) マルタ最大の漁村

マルサシュロック(Marsaxlokk) 紀元前からの伝統を色濃く残す漁村
マルサシュロックはマルタ最大の漁村で、マルタで消費される魚介類の大半がここで水揚げされたものです。港湾には紀元前のフェニキア人支配時代からのルッツという漁船がたくさん浮いています。ここでいただくシーフードは絶品です。日曜はサンデーマーケットが開かれ、魚介類・野菜・日用品そしてお土産品などが売られます。

ポパイ村(Popeye Village) 実写版ポパイの撮影セットの村

ポパイ村(Popeye Village) 実写版映画「ポパイ」の撮影セットの村
ロビン・ウィリアムス主演の映画実写版『ポパイ』撮影のために建築された村がそのままアトラクションとなった施設。ポパイとオリーブとブルートのおなじみのくだりのショーが道端で演じられます。またマルタの青い海で海水浴も楽しめます。海上トランポリンなどのビーチ遊具もあり、子供と来られたら最高だと思います。

セント・ジュリアンズ(St Julian’s)  勝手に食の聖地に認定

セント・ジュリアンズ(St Julian's) 勝手に食の聖地に認定
2週間以上に渡りSt George's BayにあるInter Continental Maltaというホテルに宿泊しました。平日は夕食だけが楽しみ。徒歩10分圏内にいろいろなレストランやカフェがひしめき合っておりレストラン巡りをしていましたがどこも舌と胃を大満足させてくれました。

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