カルナック神殿
カルナック神殿 (またはカルナック神殿複合体)
古代エジプトの神殿複合体でアメン大神殿、メンチュ神殿、ムート神殿に分けられる。
その中で最大のアメン大神殿(アメン=ラーの神域)が一般に公開されている。
複合体の建造は中王国時代に始まり、その後の歴代のファラオが増築を行い、プトレマイオス朝からローマ支配時代まで継続された。
アメン大神殿
神殿複合体の神域内のうち最大であり、テーベ三柱神(アメン、ムト、コンス)の最高神であるアメンに捧げられている。
神殿に近づくと左右に羊頭のスフィンクスが並んで待ち構えています。
写真中央は神官ピネジェムの像
ピネジェムの像
元来、第19王朝のラムセス2世のものであったが、その後ラムセス6世のものとなり、最終的に神官王ピネジェム1世が自身の名前を刻んだ。
写真の右にスカラベの像が見える
スカラベ
古代のエジプトの人はスカラベが糞玉を転がす姿を太陽の回転を司るケペラ神に重ね、スカラベをケペラ神の化身と考えた。
こうしたことからスカラベは不死と復活の象徴とされて、その姿を象ったものはお守りとして崇められるようになった。
このスカラベの像の周りを反時計回りに3回まわると願い事がかない、7回まわるとまたカルナック神殿に戻ってこられるとのこと。みんなまわっています。もちろん私たちも。
神殿の内側から見た第7塔門の左右にトトメス3世の立像と座像があります。
3つの部屋は国家神アメン神(中央)、その妻のムート女神(左)、息子のコンス神(右)の三柱神の儀式用の聖船が納められていた。
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