英語の進行形は今まさにやっていること/起こっていることを表すのに使い、「be動詞」と「現在分詞」の組み合わせで作られます。例えば、
I am studying.
というように、”am”(=be動詞) + “studying”(=現在分詞)で作られます。
それではスペイン語ではどうなるのかを見てみましょう。
現在分詞
現在分詞の作り方は下記をご参照下さい。
現在進行形の構造
スペイン語では英語のbe動詞にあたる動詞として”estar”と”ser”の二つがありますが進行形ではこのうちの”estar”を使います。
- EN(英語): be動詞 + 現在分詞
- ESP(スペイン語): estarの活用 + 現在分詞
というように構成も英語と同様です。
“estar”の活用 | |
yo | estoy |
tú | estás |
él/ella/Ud. | está |
nosotros | estamos |
vosotros | estáis |
ellos/ellas/Uds. | están |
+現在分詞
例文)
EN: I am eating.(食べている。)
ESP: Estoy comiendo.
EN: You are reading.(あなたは読書している。)
ESP: Estás leyendo.
EN: They are watching television.(彼らはテレビを見ている。)
ESP: Ellos están mirando la televisión.
目的格代名詞・再帰代名詞を使う場合
目的格代名詞・再帰代名詞を使う場合、それらの代名詞の置き場所は次の2通りあります。
- (A) ”estar”の活用形の前に置く
- (B) 現在分詞の語尾に付ける
どちらにしても意味は全く同じです。
再帰代名詞
EN: Ramón is falling down!(ラモンが倒れている!)
ESP(A): ¡Ramón se está cayendo!
ESP(B): ¡Ramón está cayéndose!
(動詞の活用—se cayendo/cayéndose: “caerse(=to fall down)” の現在分詞)
直接目的語
EN: I am reading it.(私はそれを読んでいる。)
ESP(A): Yo lo estoy leyendo.
ESP(B): Yo estoy leyéndolo.
(動詞の活用—leyendo: “leer(=to read)” の現在分詞)
直接目的語+間接目的語
EN: My grandmother is giving it to me.(祖母が私にそれをくれている。/私は祖母からそれをもらっている。)
ESP(A): Mi abuela me la está dando.
ESP(B): Mi abuela está dándomela.
(動詞の活用—dando: “dar(=to give)” の現在分詞)
英語との違い「未来の表現に使わない」
英語では「やると決めている/計画している未来」を表す場合にも現在進行形を使います。例えば、
He is playing soccer on Monday.(彼は月曜日にサッカーをする予定です。)
I’m having dinner with Tom tonight.(今夜、Tomと夕ごはんを食べます。)
という時です。しかしスペイン語では未来の出来事に現在進行形は使いません。スペイン語では今まさに起こっていることにしか現在進行形は使わず、未来を表す時には現在/未来形などを使います。
例文)
質問
EN: When are you leaving?
ESP: ¿Cuándo sales tú?
答え
EN: I am leaving at 3:00 this afternoon.
ESP: 誤) Estoy saliendo a las tres de la tarde.
正) Salgo a las tres de la tarde.
“sales”,”salgo”ともにsalirの現在形です。
まとめ
現在進行形をまとめると
- estarの活用 + 現在分詞
- 今まさにやっていること/起こっていることにしか使えない
となります。これを覚えれば現在完了の文章はほぼクリアできます。
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