英語と比べてスペイン語学習: 現在分詞「語尾によって作り方が異なる」

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現在分詞の作り方

英語では動詞の語尾に-ingを付けて現在分詞を作ります。しかしスペイン語では語尾が”-ar”,”-er”または”-ir”かによって作り方が変わります。基本的な現在分詞の作り方は以下の通りです。

  • 語尾が”-ar”で終わる動詞→語尾を”-ando”にする
  • 語尾が”-er”または”-ir”で終わる動詞→語尾を”-iendo”にする

例えば以下のようになります。

原形付加する語尾現在分詞
hablar(=to speak/talk)-andohablando
comer (=to eat)-iendocomiendo
vivir (=to live)-iendoviviendo

しかし、ここでも例外があります。

変化の例外

三重母音を回避するスペルの変化

上記のような作り方で現在分詞にすると発音しにくくなる動詞があります。”leer”を例に取ってみましょう。

“leer”の”-er”を”-iendo”にすると”leiendo”になります。これでは”eie”(←leiendo)という三重母音が単語の中に入るので、どう言えばよいのか迷ってしまいます。そこでスペイン語では発音しやすくするために、この三重母音の真ん中の”i”を”y”に変えます。すると”leiendo”は”leyendo”になり発音しやすくなります。

このような変化の例を以下に示します。

原形三重母音i→y スペル変化
caer (=to fall)caiendocayendo
contribuir (=to contribute)contribuiendocontribuyendo
creer (=to believe)creiendocreyendo
leer (=to read)leiendoleyendo
incluir (=to include)incluiendoincluyendo
oír (=to hear/listen to)oiendooyendo

三重母音を回避しない”-guir”動詞

“distinguir”のように”-guir”で終わる動詞を現在分詞にすると”distinguiendo”となり中に三重母音”uie”(←distinguiendo)が入ります。しかしこの三重母音の頭の”u”はその直前の”g”を発音記号でいう/g/と発音させるための黙字ですので三重母音として発音する必要はありません。そのため、上記のように”i”を”y”に変えません。

原形語幹現在分詞
distinguir (=to distinguish)distingu-distinguiendo

語尾の”-er”/”-ir”が ”ñ” の後に付いている動詞

“gruñir”のように”-ñ”+”ir”または”-er”で終わる動詞を上記のルールで変化させると”gruñiend”となります。ここで”ñ”には/y/の発音がすでに含まれていますので”-iendo”の”i”を省略して”-endo”をつけて現在分詞を作ります。

語幹が変化する”-ir”動詞

現在形で語幹母音が変化する“-ir”動詞の変化のパターンは

  • e→i
  • e→ie
  • o→ue

の三つあります。それぞれの例は下記のようになります。

変化パターン原形1人称・単数・現在
e→ipedir (=to ask for)pido
e→iesentir (=to feel)siento
o→uedormir (=to sleep)duermo

これが現在分詞になると”e→i”と”e→ie”はどちらも”e→i”になり、これと”o→u”を合わせて変化パターンが二つになります。この変化のしかたを例で表すと、上の表の動詞は以下のようになります。

現在形の変化パターン現在分詞の変化パターン原形現在形
e→ie→ipedir (=to ask for)pidiendo
e→iee→i(同上)sentir (=to feel)sintiendo
o→ueo→uedormir (=to sleep)durmiendo

まとめ

現在分詞が作れるようになったら次に現在進行形を勉強しましょう。

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