スペイン語学習: 違いを理解 ”saber”と”conocer” どちらも「知っている」(to know)

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スペイン語で「知っている」(to know)を表す言葉として”saber”と”conocer”があります。同じ「知っている」(to know)ではありますが、この二つは入れ替えできませんのでその違いを理解して使わなければなりません。

「英語をある程度知っている人なら英語と比べるとスペイン語は理解しやすい」というコンセプトでスペイン語学習を紹介しています。ただし一つの英語の言葉が複数のスペイン語の言葉で表され、しかもこれらの入れ替えができないとなると非常にやっかいです。これらを英語と日本語を交えながらわかりやすく説明します。

なお下記の英語のサイトも参考にしています。

Spanish Grammar Articles and Lessons | SpanishDictionary.com
Expert articles and interactive video lessons on how to use the Spanish language. Learn about 'por' vs. 'para', Spanish pronunciation, typing Spanish accents, a...

Saber

“saber”は

  • A:(知識や事実として)知っている
  • B:(スキルがあり)できる,(やり方を)知っている

時に使います。以下に例を示します。

A: (知識や事実として)知っている

EN(英語): Do you know if Juanita is married?(フアンニータが結婚しているか知ってる?)

ESP(スペイン語): ¿Sabes si Juanita está casada?

EN: Do you know where a good café is?(どこかにいいカフェない?)

ESP: ¿Sabes dónde hay un buen café?

B:(スキルがあり)できる,(やり方を)知っているめに(何かする)」

このときの”saber”に対する”to know”は”to know how to do”という意味合いですので”can do”に置き換えて考えればよいと思います。

EN: I can speak Spanish. ←I know how to speak Spanish.(私はスペイン語を話せる。)

ESP: Sé hablar español.

EN: Anita can’t swim. ←Anita doesn’t know how to swim.(アニータは泳げない。)

ESP: Anita no sabe nadar.

上記の

Anita no sabe nadar.

の「泳げない」は「泳ぎ方を知らない/泳ぐ技量がない」という意味ですが同じ「泳げない」を”can”に対応する”poder”を使って

Anita no puede nadar.

とすると「泳げない/泳ぐことができない」は「泳ぎ方は知っているけどそんな気分ではない」という意味になります。」

Conocer

“conocer”は人・もの・場所・事についてに会ったり,行ったり,経験したりして「知っている」ときに使います。

以下に例を示します。

(会ったことがあって)知っている

EN: Do you know my friend Melissa? (私の友だちのメリッサを知ってる?)

ESP: ¿Conoces a mi amiga Melissa? 

(行ったことがあって/経験して)知っている

EN: We’re not familiar with Barcelona. (私たちはバルセロナをよく知らない。)

ESP: No conocemos Balcelona.

EN: I know a good place to watch the sunset. (私は夕日を見るのに絶好の場所を知っている。)

ESP: Conozco un buen sitio para ver la puesta del sol.

EN: He knows a movie that may interest you. (彼はあなたが面白がりそうな映画を知っている。)

ESP: Conoce una película que tal vez te interese.

まとめ

おおまかに”saber”は知識や情報、”conocer”は経験・体験と覚えるとよいでしょう。後は例文などで使い方に慣れていきましょう。

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